イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「は?足の調子が悪いって病院でも言ってたんだろ、最近。それなのに散歩ってお前馬鹿なのか?」
 
 「うるさいです。頭痛いから大きな声で話さないで……」
 
 辛そうにしている紫を見て、光琉は家に戻るとおでこに貼る冷却シートを持ってきて、氷枕を作り始めた。
 
 「お前、食事は?薬は?」
 
 「何もしてません」
 
 「は?いつから食ってないんだ……」
 
 「今日の朝から何も」
 
 「わかった。寝てろ」
 
 
< 134 / 311 >

この作品をシェア

pagetop