危険な彼に焦がれて


少し長めの黒髪に色素の薄い瞳、鼻筋も整っていて、モデル並みに顔も小さい。


そして、如何にも優男って感じがする柔らかい雰囲気。


整った容姿にその雰囲気はきっと周りから見たらヤクザとは思わないだろう。


いや、分かる人には分かるのかもしれないけど。


「珠那ちゃん、俺の顔をじっと見てるけど、何か俺の顔についてる?」


「いや、別についてないけど」


優雅さんの顔を見ていたら、不思議そうな顔をされた。


まぁ、じっと見られてたら、そういう顔にもなるでしょうね。


「あ、それとも、見惚れてくれてたりする?」


「は?」


不思議そうな顔をしたと思ったら、悪戯っぽい笑みに変わる。


急に自惚れたことを言い出した優雅さんに胡乱げな目を向けた。


何言ってるの、この人……

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