危険な彼に焦がれて


「お願いします」


「あ、はい、かしこまりました!」


店員さんが素早くレジに通していく。


「合計で128,526円となります!」


嘘でしょ、10万越え……!?


この値段を全額払ってもらうのって……


「優雅さん、せめて半分だけ後で払わせてくれない?」


「駄目」


「でも、この金額を全額払ってもらうのはさすがに悪いでしょ」


「払う本人がいいって言ってるんだから大丈夫だよ」


「何が大丈夫なの……」


「ふふふっ」


優雅さんと言い合いをしていると、店員さんに笑われてしまった。           


「あ、すみません。お2人はとても仲が宜しいようで微笑ましくなりまして。彼氏さんは彼女さんの服を選んでおられましたし、彼女さん愛されていますね」


店員さんから見たら、私達はカップルに見えるらしい。


彼女ではないけど。

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