危険な彼に焦がれて


「はいはい、分かったから。ありがとう、優雅さん」


「どういたしまして」


買ってもらうんだからお礼を言わないとね。


そう思ってお礼を言うと、にこりとした笑顔と共に返ってきた。


「会計に行く前に制服に着替えるから、少し待ってほしいんだけど」


「えっ、着替えるの?そのまま着てたらいいのに」


「別にいいでしょ。それに、新しい服を着るなら、その前に洗っときたいの」


「まぁ、そうだよね。その気持ち分かるよ」


うんうんと頷いている優雅さん。


私はただ、母が着る前にそうしていたから私もしているだけ。


他の人が着たかもっていうのはそんなに気にしない人間だしね、私。


「じゃあ、着替えてくるから」


試着室に行くとささっと元着ていた制服に着替え、着替え終えるとようやくレジに向かうことになった。

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