危険な彼に焦がれて


何にするか悩んでいる様子の優雅さん。


もう注文を決めた私は暇だったからその様子をただ眺めた。


「ねぇねぇ、あの人かっこよくない?」


「わっ、ほんと。すっごいオーラある……!」


「対面で座ってる子は多分彼女でしょ。いいなー、あんなかっこいい人が彼氏なんて」


周りから優雅さんを見てひそひそする声が聞こえてきた。


ここでもか……


ほんとモテるな。         

    
多分聞こえているであろう優雅さんは気にした様子もなく、メニュー表とにらめっこをしている。


「うん、決めた。じゃあ、店員を呼ぶね。すみませーん」


「はい!」


少しすると、先程の店員さんがやってくる。
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