離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!



 ***


 ご飯が作り終わって私はスマホを見ると【ごめん、今日遅くなるからご飯いらない】と三十分前に送られてきていたことに気づく。


「いらない、か……ご飯作っちゃったな」


 気付けばよかった。もしかしたら、七海さんっていう人と一緒なのかもしれない。

 私からじゃなくて、彼から離婚って言われるかもしれないなぁと思いながら【わかりました】とメッセージを打って送信した。

 残ったご飯、どうしようかな……お兄ちゃんにでもお裾分けしようかな。だけど忙しいだろうし、明日の昼に食べようと思いながら早めのご飯にすることにして食べ始めることにして準備を始めた。


 それから、南都さんが帰ってきたのは二十二時半を過ぎた頃だった。少しウトウトしてしまったが、彼を出迎える。


「お帰りなさい、南都さん」


 玄関で出迎えると南都さんは私が出迎えるとは思ってなかったのだろう、目を丸くしていた。


「光寿ちゃん、まだ起きてたの?」

「……はい、迷惑でしたか?」

「そんなことはないよ。ごめんね、だけどもう遅いし休んでて」


 南都さんはなぜか困惑した表情を見せてそう言った。私はその言葉に従いベッドに横になる。



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