見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
するとそこへ、はぁっ、というため息と共に「無理だね」の声が。
「伊織、おかえりなさい」
声がした後ろを振り返りながら言う。
ふふ、声を聞いただけでウキウキしちゃった。
「ただいま、乃愛。待たせてごめんな」
優しい顔で私の頭を撫でながら言ってくれる。
「姉ちゃん、お待たせ。大丈夫だったか?」
「姉ちゃん、ありがとう。伊織さんに見てもらうの楽しかったよ」
「ケンとカイもおかえり。楽しかったのならよかった、ふふ」
イキイキとした二人の顔を見て嬉しくなる。
「ユキさん。俺、乃愛と結婚するからさ。誰ともヨリを戻さないし、乃愛も渡さないから。ね、森くん?」
「いや、俺のはフリーだったらって話ですから大丈夫っすよ。乃愛、すげー愛されてるなー。良かったな」
「ふふ、ありがとう」
「乃愛ー、そーゆう可愛い顔を他の男に見せんなって。乃愛は俺だけ見てればいーの」
って…後ろから抱きしめられて、顔を隠された。
恥ずかしいけど…嬉しいな。
「「……伊織さん、すげぇ」」
「……乃愛…マジ愛されてんな…」
「あ、ありがとう」
「でもでも!人の気持ちはわからないよぉ?ノアさんだって、久しぶりに会った森くんにときめいちゃったかもだよ?」
「いやないです、全く」
「「……姉ちゃん、容赦ねぇ」」
「……乃愛…シビアなのは変わんないな…」
「そうかな…」
はっきり言い過ぎたかな…ごめんね、基樹くん。
「この通りですから、ユキさんも変なこと言わないで下さいね」
そう伊織に言われたユキさんだけど。
「ねぇねぇ、ノアさんは何で伊織くんがいいのぉ?」
と今度は私に矛先が向いた。
「何で伊織がいいのか、ですか?…そうですね…伊織はまっすぐに私を愛してくれます。仕事に真面目だし、私にも誠実でいてくれるし、私を守ってくれます。そんな伊織を私も同じ様に大事に思っているし愛していますけど」
「えー、それだけ?」
「それだけ、って…それ以外に何が?」
「だってこの伊織くんだよぉ?イケメンだしぃ、副社長ってゆうステータスとかぁ、お金持ちなとことかぁ?ホントはそうゆうのがいんじゃなぁい?」
あぁ…そういうことを言わせたかったんですね。
…じゃあ言わせて頂きます。
「もちろん、見た目も鍛えられた身体も素敵です。お金やステータスというのは、伊織の生まれた環境もありますけど、伊織が頑張って得たものですからそれはすごいとは思います。でも、それが伊織を好きになる理由にはなりません」
これが私の答えです、ユキさん。
「乃愛…ありがと……そこまで俺自身を見てくれてんの、すげぇ嬉しい」
また後ろからぎゅうって抱き締められた。
…よかった、私の気持ちが伝わって…
「「姉ちゃん、かっけぇ!」」
「乃愛、まっすぐ正直で誠実なのは本当に変わらないなー。彼氏が羨ましいよ、マジでさ」
その時、後ろから「楠さん、仕事中なんだから油売ってないで仕事に戻って」と園田さんに呼びかけられたユキさんは「はぁい。じゃあ伊織くん、またねっ」と事務所に戻っていった。
「はぁ……九十九さんに乃愛さん、楠さんが絡んでたみたいですみません」
「いや、園田のせいじゃないし」
「あっ、すみません九十九さん、あのー…今日の夜って…都合つかないですよね…?」
「何の話?」
「さっき北海道エリアマネの新見さんからたまたま電話があって、うちのスタッフが九十九さんが来てるって言っちゃったんですよ。そしたらみんなで飲まないか、って話が出まして。…でも九十九さんはプライベートで奥様のご実家に来られてるし、無理だと言ったんですが、聞くだけ聞いてみてと言われて…」
「あー…それは無理だな」
「え、いいよ、伊織。行ってきなよ。皆さんとも久しぶりなんでしょ?」
「いや、乃愛の体調も心配だし」
「姉ちゃんならウチにいればいんじゃね?伊織さんの帰りに合わせて俺らがホテルに送ってくし」
「…乃愛はそれでいいのか?」
「うん。まぁ遅くなるとか羽目を外さなければ」
「ふ、それはねぇな。…じゃあちょっと顔だけ出してくるかな」
「そうですか、ありがとうございます。乃愛さんもせっかくのお時間なのにすみません」
「いえ、よろしくお願いします」
「あ、さっきの楠さんも来ると思いますけど、私がしっかり見張ってますから」
「ふふ、ありがとうございます」
「じゃあ園田、時間と場所が決まったら連絡くれるか。あ、俺のプラ番はバレないようにな」
「もちろんです」
「じゃ、俺らは帰るか。園田、また後で」
「はい、後ほどよろしくです」
「乃愛、お幸せに。相川兄弟もまたな」
「ありがとう。基樹くんもナンパばかりしてないでね」
「だからそんなにしてねえって」
「「園田さん、森さん、じゃあまた」」
それから快斗の運転で、私と伊織はホテルに送ってもらった。
「ありがとう、夕飯の前には行くからね」
「うん、待ってるよ」
「快斗、健斗、ありがとな。また後で」
「「はーい」」
「伊織、おかえりなさい」
声がした後ろを振り返りながら言う。
ふふ、声を聞いただけでウキウキしちゃった。
「ただいま、乃愛。待たせてごめんな」
優しい顔で私の頭を撫でながら言ってくれる。
「姉ちゃん、お待たせ。大丈夫だったか?」
「姉ちゃん、ありがとう。伊織さんに見てもらうの楽しかったよ」
「ケンとカイもおかえり。楽しかったのならよかった、ふふ」
イキイキとした二人の顔を見て嬉しくなる。
「ユキさん。俺、乃愛と結婚するからさ。誰ともヨリを戻さないし、乃愛も渡さないから。ね、森くん?」
「いや、俺のはフリーだったらって話ですから大丈夫っすよ。乃愛、すげー愛されてるなー。良かったな」
「ふふ、ありがとう」
「乃愛ー、そーゆう可愛い顔を他の男に見せんなって。乃愛は俺だけ見てればいーの」
って…後ろから抱きしめられて、顔を隠された。
恥ずかしいけど…嬉しいな。
「「……伊織さん、すげぇ」」
「……乃愛…マジ愛されてんな…」
「あ、ありがとう」
「でもでも!人の気持ちはわからないよぉ?ノアさんだって、久しぶりに会った森くんにときめいちゃったかもだよ?」
「いやないです、全く」
「「……姉ちゃん、容赦ねぇ」」
「……乃愛…シビアなのは変わんないな…」
「そうかな…」
はっきり言い過ぎたかな…ごめんね、基樹くん。
「この通りですから、ユキさんも変なこと言わないで下さいね」
そう伊織に言われたユキさんだけど。
「ねぇねぇ、ノアさんは何で伊織くんがいいのぉ?」
と今度は私に矛先が向いた。
「何で伊織がいいのか、ですか?…そうですね…伊織はまっすぐに私を愛してくれます。仕事に真面目だし、私にも誠実でいてくれるし、私を守ってくれます。そんな伊織を私も同じ様に大事に思っているし愛していますけど」
「えー、それだけ?」
「それだけ、って…それ以外に何が?」
「だってこの伊織くんだよぉ?イケメンだしぃ、副社長ってゆうステータスとかぁ、お金持ちなとことかぁ?ホントはそうゆうのがいんじゃなぁい?」
あぁ…そういうことを言わせたかったんですね。
…じゃあ言わせて頂きます。
「もちろん、見た目も鍛えられた身体も素敵です。お金やステータスというのは、伊織の生まれた環境もありますけど、伊織が頑張って得たものですからそれはすごいとは思います。でも、それが伊織を好きになる理由にはなりません」
これが私の答えです、ユキさん。
「乃愛…ありがと……そこまで俺自身を見てくれてんの、すげぇ嬉しい」
また後ろからぎゅうって抱き締められた。
…よかった、私の気持ちが伝わって…
「「姉ちゃん、かっけぇ!」」
「乃愛、まっすぐ正直で誠実なのは本当に変わらないなー。彼氏が羨ましいよ、マジでさ」
その時、後ろから「楠さん、仕事中なんだから油売ってないで仕事に戻って」と園田さんに呼びかけられたユキさんは「はぁい。じゃあ伊織くん、またねっ」と事務所に戻っていった。
「はぁ……九十九さんに乃愛さん、楠さんが絡んでたみたいですみません」
「いや、園田のせいじゃないし」
「あっ、すみません九十九さん、あのー…今日の夜って…都合つかないですよね…?」
「何の話?」
「さっき北海道エリアマネの新見さんからたまたま電話があって、うちのスタッフが九十九さんが来てるって言っちゃったんですよ。そしたらみんなで飲まないか、って話が出まして。…でも九十九さんはプライベートで奥様のご実家に来られてるし、無理だと言ったんですが、聞くだけ聞いてみてと言われて…」
「あー…それは無理だな」
「え、いいよ、伊織。行ってきなよ。皆さんとも久しぶりなんでしょ?」
「いや、乃愛の体調も心配だし」
「姉ちゃんならウチにいればいんじゃね?伊織さんの帰りに合わせて俺らがホテルに送ってくし」
「…乃愛はそれでいいのか?」
「うん。まぁ遅くなるとか羽目を外さなければ」
「ふ、それはねぇな。…じゃあちょっと顔だけ出してくるかな」
「そうですか、ありがとうございます。乃愛さんもせっかくのお時間なのにすみません」
「いえ、よろしくお願いします」
「あ、さっきの楠さんも来ると思いますけど、私がしっかり見張ってますから」
「ふふ、ありがとうございます」
「じゃあ園田、時間と場所が決まったら連絡くれるか。あ、俺のプラ番はバレないようにな」
「もちろんです」
「じゃ、俺らは帰るか。園田、また後で」
「はい、後ほどよろしくです」
「乃愛、お幸せに。相川兄弟もまたな」
「ありがとう。基樹くんもナンパばかりしてないでね」
「だからそんなにしてねえって」
「「園田さん、森さん、じゃあまた」」
それから快斗の運転で、私と伊織はホテルに送ってもらった。
「ありがとう、夕飯の前には行くからね」
「うん、待ってるよ」
「快斗、健斗、ありがとな。また後で」
「「はーい」」