見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~

「ただいまぁ。ふぅ、やっと着いた。やっぱり雪がある寒さは違うね」

「そうだな、やっぱ寒いな。じゃあ…夕飯も外で食べてきたし…風呂入ってゆっくり暖まるか。一緒に入って乃愛からキスしてもらお。約束だもんなー?」
ってニヤニヤ。


やっぱり覚えてた……

ん、でも…今日は私もそうしたい気分。
……私から甘えて、伊織を甘えさせたい。

今日一日で伊織を大好きな気持ちがまたたくさん増えたから……その想いを伝えたい。


「乃愛ーお風呂沸いたよー、おいでー」

寝室にいた私を伊織が呼んだ。
声のトーンが、すごく嬉しそうに聞こえる。

「はーい、今行くねー」
私も嬉しさを声に乗せて返事をした。

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