見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
そして、次に車を停めたのは市役所の駐車場だった。
何かの証明書が必要なのかな?
手を繋いで市役所の通路を進み、伊織が「ここかな」と足を止めたのは〝市民課〞の窓口。
すると受付へと進み、カバンから何やら紙を取り出した。
そしてその紙を私に見せ、ふっ、と笑った。
「あっ!」
それは…私達の婚姻届。
「出すよ?」
「うっ、うん」
そして受付の人に紙を渡しながら言った。
「お願いします」
記入内容に不備はなかったようで「はい、おめでとうございます~お幸せにね!」と受付してくれたふくよかなおばちゃんがニコニコと笑顔で言ってくれた。
「ありがとうございます」
お礼を言ってその場を離れた。
「伊織、持ってきてたの…?」
「うん。ていうか、元々そのつもりで。今更だけど、今日でよかった?」
「うっ、うん……ていうか…今日で…いいの?」
「ん、今日がよかったんだ」
「伊織…ありがとう」
ちょっと涙目になりそうなところで「行こうか」と伊織に手を引かれて車に戻った。
車に乗り込みシートベルトをしようとしたら伊織に止められ、伊織が私の方に体を向けた。
「乃愛、俺と結婚してくれてありがとう。一生大事にすると誓うよ。愛してる、乃愛」
男らしく、そして優しい眼差しで、そう言うと、私の左手の薬指の婚約指環を外した。
そしてバッグから結婚指環を取り出して嵌めると、そこに重ねるようにもう一度婚約指環を嵌めてくれた。
「…俺の愛の証がやっと乃愛の指に収まった」
ふ、と笑う伊織が……涙の膜で揺らいで見える……
「伊織……ありがとう……嬉しすぎて…言葉が……」
「ん、わかってるよ、乃愛の気持ち」
ボロボロと涙が溢れて止まらない私を、よしよし、と抱き締めてくれる。
……やっぱり私も言いたい……
伊織の腕の中から身を起こし、伊織をまっすぐに見た。
「伊織…私と結婚してくれてありがとう……私も一生、伊織を大事に……愛するからね……」
そう言う私を伊織はぎゅう…とまた抱き締めた。
「やべぇ…俺も泣きそう。嬉しくて泣きそう…」
「ほんと?」
また体を起こして泣きそうだという伊織を見ようとしたんだけど「見ちゃだめっ」て言われてまた強く抱き締められた。
「やだ。見せて?…嬉しくて泣いちゃう伊織を…見せて?」
腕の中でそう言うと、ふわりと体が解放された。
「笑うなよ?」って言う伊織は少し鼻声で、涙目で……とても綺麗だった。
「あ…伊織の指環は…?」
「あるよ、ほら」
私はそれを伊織の手からそっと取ると、伊織の左手の薬指に嵌めた。
そして隣に自分の左手を添える。
「夫婦…なんだね、私達」
「あぁ、そうだな。乃愛はもう俺の奥さんなんだな」
「うん。伊織は私のだんな様なんだね」
「は、やべぇ…何かじわじわ来た…」
「うん、私も……ふふっ、嬉しさが込み上げてくるね」
「ん……やべぇ…ニヤニヤが止まんねぇんだけど」
「ふふふ、ほんとだ。伊織、ニヤニヤしっぱなし」
「だって、自然と顔がそうなるんだって」
「あはは、うん、わかるよ。私もそうだから」
「これから旨いイタ飯屋でランチしていこうと思ってたのに、何かやべぇヤツみたいに思われねぇかな」
「あはっ、大丈夫だって」
「そうか?んじゃとりあえず行ってみるけど…もし不審者扱いされて店に入れなかったらごめんな」
「あははは!伊織ってば…」
真面目に心配する伊織がおかしくて、かわいくて、愛しくて…
「大好き!」
って満面の笑みを返していた。
何かの証明書が必要なのかな?
手を繋いで市役所の通路を進み、伊織が「ここかな」と足を止めたのは〝市民課〞の窓口。
すると受付へと進み、カバンから何やら紙を取り出した。
そしてその紙を私に見せ、ふっ、と笑った。
「あっ!」
それは…私達の婚姻届。
「出すよ?」
「うっ、うん」
そして受付の人に紙を渡しながら言った。
「お願いします」
記入内容に不備はなかったようで「はい、おめでとうございます~お幸せにね!」と受付してくれたふくよかなおばちゃんがニコニコと笑顔で言ってくれた。
「ありがとうございます」
お礼を言ってその場を離れた。
「伊織、持ってきてたの…?」
「うん。ていうか、元々そのつもりで。今更だけど、今日でよかった?」
「うっ、うん……ていうか…今日で…いいの?」
「ん、今日がよかったんだ」
「伊織…ありがとう」
ちょっと涙目になりそうなところで「行こうか」と伊織に手を引かれて車に戻った。
車に乗り込みシートベルトをしようとしたら伊織に止められ、伊織が私の方に体を向けた。
「乃愛、俺と結婚してくれてありがとう。一生大事にすると誓うよ。愛してる、乃愛」
男らしく、そして優しい眼差しで、そう言うと、私の左手の薬指の婚約指環を外した。
そしてバッグから結婚指環を取り出して嵌めると、そこに重ねるようにもう一度婚約指環を嵌めてくれた。
「…俺の愛の証がやっと乃愛の指に収まった」
ふ、と笑う伊織が……涙の膜で揺らいで見える……
「伊織……ありがとう……嬉しすぎて…言葉が……」
「ん、わかってるよ、乃愛の気持ち」
ボロボロと涙が溢れて止まらない私を、よしよし、と抱き締めてくれる。
……やっぱり私も言いたい……
伊織の腕の中から身を起こし、伊織をまっすぐに見た。
「伊織…私と結婚してくれてありがとう……私も一生、伊織を大事に……愛するからね……」
そう言う私を伊織はぎゅう…とまた抱き締めた。
「やべぇ…俺も泣きそう。嬉しくて泣きそう…」
「ほんと?」
また体を起こして泣きそうだという伊織を見ようとしたんだけど「見ちゃだめっ」て言われてまた強く抱き締められた。
「やだ。見せて?…嬉しくて泣いちゃう伊織を…見せて?」
腕の中でそう言うと、ふわりと体が解放された。
「笑うなよ?」って言う伊織は少し鼻声で、涙目で……とても綺麗だった。
「あ…伊織の指環は…?」
「あるよ、ほら」
私はそれを伊織の手からそっと取ると、伊織の左手の薬指に嵌めた。
そして隣に自分の左手を添える。
「夫婦…なんだね、私達」
「あぁ、そうだな。乃愛はもう俺の奥さんなんだな」
「うん。伊織は私のだんな様なんだね」
「は、やべぇ…何かじわじわ来た…」
「うん、私も……ふふっ、嬉しさが込み上げてくるね」
「ん……やべぇ…ニヤニヤが止まんねぇんだけど」
「ふふふ、ほんとだ。伊織、ニヤニヤしっぱなし」
「だって、自然と顔がそうなるんだって」
「あはは、うん、わかるよ。私もそうだから」
「これから旨いイタ飯屋でランチしていこうと思ってたのに、何かやべぇヤツみたいに思われねぇかな」
「あはっ、大丈夫だって」
「そうか?んじゃとりあえず行ってみるけど…もし不審者扱いされて店に入れなかったらごめんな」
「あははは!伊織ってば…」
真面目に心配する伊織がおかしくて、かわいくて、愛しくて…
「大好き!」
って満面の笑みを返していた。