見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~

「ただいま、乃愛」

「おかえり、伊織」

「パパ、おかえり!」
「パパー!抱っこー」
「パパー!抱っこー」


「ははは、礼翔、蒼空(そら)、悠空(ゆら)、ただいま」

俺が蒼空と悠空を両腕に抱っこすると、二人ともキャッキャと喜んでくれる。
ふ、すげぇかわいい。

「礼翔も小さい頃はパパ抱っこ大好きだったよね、ふふ」

「うん、パパの抱っこってなんか乗り物みたいで楽しかった!」



あんなに小さかった礼翔も今は小学生。

そして蒼空と悠空はなんと双子で、今は〝見るもの全てがおもちゃ〞ってくらい遊び盛りの2歳。

ちなみに蒼空が男の子、悠空は女の子だ。

礼翔はお兄ちゃんとして二人をかわいがってくれてる。
それは乃愛がちゃんと礼翔にもいつも愛情を注いでくれてるからだろう。
だから、手のかかる双子の弟妹に付きっきりになることがあっても、妬かないんだと思う。

逆に、手一杯の乃愛を手伝ってくれるんだ。
俺の子とは思えないくらい、すげぇいい子なんだよ。
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