見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
翌日、宏哉と葉月に関係があるかどうかはわからないけど、弁護士の青井さんにこの事件の事を伝えておいた。
そして…この事件を一人で抱えるのが辛くて、公佳さんに電話をして概要を話したら「今日会おう!会って話を聞くからね!」と言われたので、夜、お兄さんのカフェで話を聞いてもらった。
公佳さんは「怖かったね、怖かったよね」と私を抱き締めてくれた。
そして次に私の全身を見て「乃愛ちゃんはケガしなかった!?」って心配してくれた。
「はい、ストッキングで走って少し擦ったくらいで……でも九十九さんが……」
思い出して、また涙が出てきた…
「大丈夫!九十九さんはそんなヤワな人じゃないわよ。それに、乃愛ちゃんが連れ去られた方が九十九さんにとっては辛いだろうから」
「そんなこと…私が素直に行っていればこんなことには…」
「乃愛っ!そんな事言う子はお姉ちゃんの妹じゃないよっ!」
私のほっぺを両手で挟んで、むにぃと中央に押しながら、半分冗談とわかる風に言ってくれた。
「ご、ごむんぬすう」
(ご、ごめんなさい)
タコのような口だから、変な言葉になっちゃった。
「あっごめんごめん」
そんな私を見た公佳さんがパッと手を離してくれた。
「いえ…」
「でももし乃愛ちゃんが拐われてたら、私も気が気でなかったから…」
「はい…」
「だから大丈夫よ。私も九十九さんに感謝だわ」
「はい…本当に感謝しかありません…」
「うん、乃愛ちゃんはいい子だね、よしよし。お姉ちゃんがぎゅうってしてあげる」
「お姉ちゃん、ありがとう…」
公佳さんに話せたことで、ほんの少しだけど、心の痛みが和らいだ。
そして…この事件を一人で抱えるのが辛くて、公佳さんに電話をして概要を話したら「今日会おう!会って話を聞くからね!」と言われたので、夜、お兄さんのカフェで話を聞いてもらった。
公佳さんは「怖かったね、怖かったよね」と私を抱き締めてくれた。
そして次に私の全身を見て「乃愛ちゃんはケガしなかった!?」って心配してくれた。
「はい、ストッキングで走って少し擦ったくらいで……でも九十九さんが……」
思い出して、また涙が出てきた…
「大丈夫!九十九さんはそんなヤワな人じゃないわよ。それに、乃愛ちゃんが連れ去られた方が九十九さんにとっては辛いだろうから」
「そんなこと…私が素直に行っていればこんなことには…」
「乃愛っ!そんな事言う子はお姉ちゃんの妹じゃないよっ!」
私のほっぺを両手で挟んで、むにぃと中央に押しながら、半分冗談とわかる風に言ってくれた。
「ご、ごむんぬすう」
(ご、ごめんなさい)
タコのような口だから、変な言葉になっちゃった。
「あっごめんごめん」
そんな私を見た公佳さんがパッと手を離してくれた。
「いえ…」
「でももし乃愛ちゃんが拐われてたら、私も気が気でなかったから…」
「はい…」
「だから大丈夫よ。私も九十九さんに感謝だわ」
「はい…本当に感謝しかありません…」
「うん、乃愛ちゃんはいい子だね、よしよし。お姉ちゃんがぎゅうってしてあげる」
「お姉ちゃん、ありがとう…」
公佳さんに話せたことで、ほんの少しだけど、心の痛みが和らいだ。