見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
「じゃあ、結婚前提ってことでいい?」
…はい?
結婚…前提?
いきなりの「結婚」ていう言葉に驚いたけど、まぁ普通に考えたらそうなるよね…遊びのお付き合いだなんて考えてないし。
「えっと…はい、お付き合いするならそのつもりですけど…」
そう答えると、ソファから降りて床に膝を着き、姿勢を正した九十九さんが私を正面に見据え、私の両手をそっと握った。
「乃愛ちゃん、俺と結婚してください」
へ?…えぇえ!?
これ結婚の申し込み…ってプロポーズ!?
しかも今!?
ちょっと待って、混乱してる……
えっと、結婚…?
九十九さんと?
私が?
ほんとに?
あ、ドッキリ?
…なんて言葉が頭をよぎるも九十九さんの目は真剣で。
だから私は九十九さんを信じて…
「はい、よろしくお願いします」
と笑顔で快諾した。
「あぁーよかった!めっちゃ嬉しい!絶対幸せにする!俺も幸せになる!」
私の返事を聞いた九十九さんは、私を右腕で抱き締め、抱えるようにしている私の頭にグリグリと頬擦りしてる。
「でも、そんな簡単に決めちゃっていいんですか?私のこと、よく知らないですよね?まだお付き合いもしてませんし…」
ふと疑問に思い、グリグリされながら質問を投げ掛けた。
「俺は簡単になんて決めてないよ。出逢いは突然だったけど、指導しながらずっと見てきた乃愛ちゃんだから、結婚して俺だけのものにしたいと思ったんだよ。それにお互いの事はこれから知っていけばよくない?」
「そうですけど…でも、ここは嫌だ、ってのが絶対出てきますよね?そしたら簡単には別れられないっていうか…」
「え、俺、乃愛ちゃんと離婚する気はないよ。たぶん嫌な部分はないし、どうしても気になることはちゃんと伝えて、お互いが妥協してけばよくない?」
「私…そんなデキる女じゃないから絶対嫌な部分が見えてきますよ」
「俺さー、たぶん乃愛ちゃんの言う〝嫌な部分〞を嫌だと思わないよ。それも含めて乃愛ちゃんでしょ?俺は乃愛ちゃんの全部を愛するから、嫌な部分だとは思わない。どれも乃愛ちゃんだから」
「………」
そんなことを言われたのは始めてで、返す言葉が出てこなかった。
「じゃ、何も問題ないよね?」
…何気にドヤ顔。
「…もう何を言っても勝てなさそうだから、問題なしでいいです。ふふっ」
でも、ここまで想ってくれて、その気持ちを伝えてくれるのってすごく嬉しいな。
私も恥ずかしがらずに伝えるようにしないとだね。
…はい?
結婚…前提?
いきなりの「結婚」ていう言葉に驚いたけど、まぁ普通に考えたらそうなるよね…遊びのお付き合いだなんて考えてないし。
「えっと…はい、お付き合いするならそのつもりですけど…」
そう答えると、ソファから降りて床に膝を着き、姿勢を正した九十九さんが私を正面に見据え、私の両手をそっと握った。
「乃愛ちゃん、俺と結婚してください」
へ?…えぇえ!?
これ結婚の申し込み…ってプロポーズ!?
しかも今!?
ちょっと待って、混乱してる……
えっと、結婚…?
九十九さんと?
私が?
ほんとに?
あ、ドッキリ?
…なんて言葉が頭をよぎるも九十九さんの目は真剣で。
だから私は九十九さんを信じて…
「はい、よろしくお願いします」
と笑顔で快諾した。
「あぁーよかった!めっちゃ嬉しい!絶対幸せにする!俺も幸せになる!」
私の返事を聞いた九十九さんは、私を右腕で抱き締め、抱えるようにしている私の頭にグリグリと頬擦りしてる。
「でも、そんな簡単に決めちゃっていいんですか?私のこと、よく知らないですよね?まだお付き合いもしてませんし…」
ふと疑問に思い、グリグリされながら質問を投げ掛けた。
「俺は簡単になんて決めてないよ。出逢いは突然だったけど、指導しながらずっと見てきた乃愛ちゃんだから、結婚して俺だけのものにしたいと思ったんだよ。それにお互いの事はこれから知っていけばよくない?」
「そうですけど…でも、ここは嫌だ、ってのが絶対出てきますよね?そしたら簡単には別れられないっていうか…」
「え、俺、乃愛ちゃんと離婚する気はないよ。たぶん嫌な部分はないし、どうしても気になることはちゃんと伝えて、お互いが妥協してけばよくない?」
「私…そんなデキる女じゃないから絶対嫌な部分が見えてきますよ」
「俺さー、たぶん乃愛ちゃんの言う〝嫌な部分〞を嫌だと思わないよ。それも含めて乃愛ちゃんでしょ?俺は乃愛ちゃんの全部を愛するから、嫌な部分だとは思わない。どれも乃愛ちゃんだから」
「………」
そんなことを言われたのは始めてで、返す言葉が出てこなかった。
「じゃ、何も問題ないよね?」
…何気にドヤ顔。
「…もう何を言っても勝てなさそうだから、問題なしでいいです。ふふっ」
でも、ここまで想ってくれて、その気持ちを伝えてくれるのってすごく嬉しいな。
私も恥ずかしがらずに伝えるようにしないとだね。