爽やか系イケメンの本気。
「え?」
私がなんで真紘くんの話をしているのかと尋ねると、驚いた顔して変な声を出した南朋。
しばらくお互い無言。
目の前にはもう学校の門が見えている。
「…まって……!?これ、俺の勘違い!?」
「…わかんないけど、多分そう」
「は!?え、はっず!」
本当に恥ずかしそうに、あ〜と声を漏らして顔を手で覆っている。
……なんの勘違いかはわからないけど、誤解は解けた感じ……?
恥ずかしさで体温が上がったのか、パタパタと自分の顔を扇ぐ南朋と一緒に門を通ると、周りからの視線が強くなる。
「は……っ!宇原兄妹……っ!?」
「一緒に登校してる……今日寝坊してよかった…」
ザワザワと、周りから声が聞こえるが私も南朋も慣れているから気にせず無視。
「知ってる…?昨日宇原美桜ちゃん、"あの"三年生にナンパされたらしいよ」
「知ってる…!それで、柚希真紘くんが助けてくれたんでしょ……!?」
「最近その二人の噂増えてるよね……王子様とお姫様みたい」
ヒソヒソと、でもハッキリと聞こえた声に南朋の方を向くと、南朋も私の方を見ていた。