爽やか系イケメンの本気。




ギラリと瞳の色を変えた真紘くんは、またベッドに沈むとさっきよりも深く長く口づけをしてきた。

唇を噛むようにキスされたり、真紘くんの舌が私の舌を追いかけてきて。


呼吸がどんどん荒くなる。
恥ずかしさと気持ちよさに目に涙が溜まってポロッと零れる。


「んぅ……っはあ」

「はあ……」


真紘くんの息も少し乱れてきているように感じて、変な気分になる。
熱っぽい真紘くんの瞳に、私もトローンとしてきて、もっとと欲してしまう。


「……美桜?」


気づけば私は真紘くんの首に手を回していた。
それに真紘くんは驚いてピタッと動きを止めて。


「……っ、我慢できない」

「んんん……っ!」


ほんのり頬を赤くした真紘くんは、下唇を噛んで苦しそうにしていて。
そんな仕草にもドキッとしてしまう。
獲物に食いついたように、さっきよりももっと強く私の唇に重ねてきた。



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