愛が芽生える刻 ~リラの花のおまじない~
2人だけの秘密の時間が続いて3ヶ月ほど経った頃、
ソフィアはあることを忘れてたいたことに気がついた。
(今日がエルマーの誕生日なこと忘れてた!)
今までは特にお祝いすることもなかったけれど、
こうして2人の時間を過ごしている以上、
何も無しで終わらせてしまうのは違う気がした。
侍女仲間たちがプレゼントを渡そうかどうかを
相談しているのをたまたま聞いて思い出したのだ。
(どうしよう。今からじゃ何も用意できないし。そもそもエルマーって何が欲しいんだろう。)
仕事中も散々考えたが
良いアイディアは何も浮かばず。
結局ソフィアは何もプレゼントを用意できないまま、
夜を迎えたのだった。
エルマーはというと、
今日が自分の誕生日なんてことは微塵も話題にしない。
だからこそ、逆に気になってしまう。
いろんな女の子達からプレゼントを贈られたのだろうか。
「エルマー、今日が誕生日でしょ?」
「あぁ、ソフィア知ってたの?そうなんだよ、また1つおじさんになっちゃった。」
「そんなことないよ。その、おめでとう。あの私ね、プレゼントとか用意できてなくて。エルマーのことだから色んな女の子達からもらったんだろうけど。」
ソフィアはあることを忘れてたいたことに気がついた。
(今日がエルマーの誕生日なこと忘れてた!)
今までは特にお祝いすることもなかったけれど、
こうして2人の時間を過ごしている以上、
何も無しで終わらせてしまうのは違う気がした。
侍女仲間たちがプレゼントを渡そうかどうかを
相談しているのをたまたま聞いて思い出したのだ。
(どうしよう。今からじゃ何も用意できないし。そもそもエルマーって何が欲しいんだろう。)
仕事中も散々考えたが
良いアイディアは何も浮かばず。
結局ソフィアは何もプレゼントを用意できないまま、
夜を迎えたのだった。
エルマーはというと、
今日が自分の誕生日なんてことは微塵も話題にしない。
だからこそ、逆に気になってしまう。
いろんな女の子達からプレゼントを贈られたのだろうか。
「エルマー、今日が誕生日でしょ?」
「あぁ、ソフィア知ってたの?そうなんだよ、また1つおじさんになっちゃった。」
「そんなことないよ。その、おめでとう。あの私ね、プレゼントとか用意できてなくて。エルマーのことだから色んな女の子達からもらったんだろうけど。」