婚約破棄された公爵令嬢は冷徹国王の溺愛を信じない
『王妃の権限を与えなければいいのです。我々に──ジュスト様に必要なのは花嫁の持参金だけ。名目だけの花嫁で十分ではないですか。政務官を丸め込むということは、それなりに頭も働くのかもしれない。それならいっそのこと、どこかに閉じ込めてもいい』
『え……それはさすがに……』
エルマンの冷酷な提案に、さすがにニコルも引いたようだ。
ジュストは黙って聞いていたが、シメオンが次に発言した。
『子どもが生まれてしまったら? 子どもを──次期国王を理由にオドラン王国に内政干渉されるのはご免です』
『ですから、名目だけと言っているではないですか』
『もうエルマンの考えはいいよ。ジュスト様はどのようにお考えなのですか?』
エルマンの返答に焦れて、ニコルはジュストに直接問いかけた。
『先ほども言った通り、受けるつもりだ』
『本気ですか?』
『では、本当に閉じ込めるつもりなんですか?』
『え……それはさすがに……』
エルマンの冷酷な提案に、さすがにニコルも引いたようだ。
ジュストは黙って聞いていたが、シメオンが次に発言した。
『子どもが生まれてしまったら? 子どもを──次期国王を理由にオドラン王国に内政干渉されるのはご免です』
『ですから、名目だけと言っているではないですか』
『もうエルマンの考えはいいよ。ジュスト様はどのようにお考えなのですか?』
エルマンの返答に焦れて、ニコルはジュストに直接問いかけた。
『先ほども言った通り、受けるつもりだ』
『本気ですか?』
『では、本当に閉じ込めるつもりなんですか?』