推しがいるのはナイショです!
「あれ、営業の赤城君じゃん。今度は彼がターゲットか」
「ターゲット?」
「こないだまでは、秘書課の山本君にはりついてた」
「そうなんだ」
「どうでもいいけどね。だから課長だって……」
「水無瀬さん」
まさにその時、当の課長が声をかけてきた。
「は、はい」
あたふたと立ち上がる。き、聞かれてないよね?
「食事中悪いな。午後の予定は何かある?」
「もう終わってるから大丈夫です。特に予定はありませんけど」
「そう。決算資料のことで一緒に部長のところに行ってほしいんだけど、いいかな」
「わかりました。昨日出した前期の決算書ですよね。では、関係資料をまとめておきます」
「昼休み終わってからでいいから。頼むね」
そう言って課長は食堂を出て行った。
「あー、びっくりした」
「やっぱりさあ、華と話す時の課長の声、他の人に向けるより優しいよ」
留美が声をひそめて言った。
「ターゲット?」
「こないだまでは、秘書課の山本君にはりついてた」
「そうなんだ」
「どうでもいいけどね。だから課長だって……」
「水無瀬さん」
まさにその時、当の課長が声をかけてきた。
「は、はい」
あたふたと立ち上がる。き、聞かれてないよね?
「食事中悪いな。午後の予定は何かある?」
「もう終わってるから大丈夫です。特に予定はありませんけど」
「そう。決算資料のことで一緒に部長のところに行ってほしいんだけど、いいかな」
「わかりました。昨日出した前期の決算書ですよね。では、関係資料をまとめておきます」
「昼休み終わってからでいいから。頼むね」
そう言って課長は食堂を出て行った。
「あー、びっくりした」
「やっぱりさあ、華と話す時の課長の声、他の人に向けるより優しいよ」
留美が声をひそめて言った。