推しがいるのはナイショです!
私たちが話題にしていたのは、おふざけ担当のカツヤが、ぽやんとしたフミヤをからかいすぎてちょっとファンからも可哀想と声があがったネタだった。
「タカヤってぜってー、笑顔で怒るタイプだぞ?」
「そうかなあ」
想像する。タカヤが怒るところ。
「タカヤは怒らないよ。もしそう見えるなら……きっと、心配してるんだよ、それ」
「へ?」
ストローを咥えたまま、久遠が目を丸くした。
「心配?」
「そう。怒って見えるほど誰かのことを心配しているんだよ。もしもタカヤが怒るなら、そういうこと、じゃないかな」
普段はおとなしくても、ちゃんとメンバーのみんなに目を配っている。タカヤが間に入ると、みんな安心して笑顔になれる人だ。そういう人は、どんなことがあれば怒るんだろう。
そんなことを考えている私を、久遠は、なぜかじ、と見つめている。
と。
「もーらい」
すい、と久遠の飲んでいたコーヒーのグラスが持ち上げられる。二人で顔をあげると、サングラスをかけた男が二人立っていた。そのうちの一人が、久遠のコーヒーを勝手に飲んでる。
げ、と久遠が声をあげた。
「タカヤってぜってー、笑顔で怒るタイプだぞ?」
「そうかなあ」
想像する。タカヤが怒るところ。
「タカヤは怒らないよ。もしそう見えるなら……きっと、心配してるんだよ、それ」
「へ?」
ストローを咥えたまま、久遠が目を丸くした。
「心配?」
「そう。怒って見えるほど誰かのことを心配しているんだよ。もしもタカヤが怒るなら、そういうこと、じゃないかな」
普段はおとなしくても、ちゃんとメンバーのみんなに目を配っている。タカヤが間に入ると、みんな安心して笑顔になれる人だ。そういう人は、どんなことがあれば怒るんだろう。
そんなことを考えている私を、久遠は、なぜかじ、と見つめている。
と。
「もーらい」
すい、と久遠の飲んでいたコーヒーのグラスが持ち上げられる。二人で顔をあげると、サングラスをかけた男が二人立っていた。そのうちの一人が、久遠のコーヒーを勝手に飲んでる。
げ、と久遠が声をあげた。