転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
嫉妬

アリストロ伯爵家でアスター先生を招いての食事会が開かれ、クスフォード侯爵家も招待された。

「アスター画伯とお会いできるとは!光栄です」

「こちらこそ、ピアニストのラーク様、ヴァイオリニストのサフィア様にお会いできるなんて!」

お父様はアリストロ伯爵と付き合いが長い友人同士なので、アスター先生がアリストロ家と昔からの交流があるという話も知っていたようだ。

アリストロ伯爵は若手画家を育成する機関にも携わっていて、アスター先生の絵も絶賛している。

レオ・アスター様は22歳と若手ながらも数々の賞を授賞し、個展なども開いているそうだ。
そして、その整った顔立ちと華やかさでも人気があるらしい。
今回は個展を開く為に王都に来ていたところ、短期間だけでも特別美術教師としてフラワード学園にきてもらえないかと話があったそうだ。

食事も終わり、それぞれが歓談をしている。

「……」

アリストロ家と昔から交流があるといっても、なんだかクレアとの距離が近すぎる!スキンシップも多いし!
やっぱりあの人はクレアのことが好きなんだろう。

視線がクレアを追っているし、僕ともよく目が合う!
クレアは可愛いから分かるけど、何で僕も?
……僕を敵視しているのか?
僕は顎に右手指を添えて考えてたいた。




< 119 / 187 >

この作品をシェア

pagetop