転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ～一途な恋の音色～
フラワード学園

１

いよいよフラワード学園に入学した。
琉生はやっと学園でもシェイラを近くで守れるとホッとしている。
今日もクスフォード侯爵家の馬車で向かい学園に到着した。

まずルイが馬車から降りてシェイラをエスコート。
キラキラの笑顔がとても眩しい！！
キラッキラだ！！
彼女の恋人は僕だ！と周りの男を牽制する為だ。

「クレア」

次は僕の番だ。
僕もクレアに手を差し出してエスコートする。
クレアの手がそっと僕の手に触れる。

クレアはますます可愛くなって、学園の制服もとても似合っている。

女子生徒は白いワンピース。
丸い襟やスカートの裾はクレアの好きなレースで飾られている。
襟元には学園のマーク入りのブローチが付いたボルドー色のリボン。

男子生徒は白いブレザー。
襟はボルドー色で縁取られて、胸元には学園のマークのブローチが付いたリボンタイ。

貴族の子供達が通うセレブ学園らしい気品ある制服だ。
玲お兄ちゃんやメリアーナ様もこの学園を卒業したから同じ制服を着ていた。

「ルカ、ありがとう」

クレアがニコリと微笑んでくれた。

馬車の前で僕達４人が揃うと周りが賑やかになる。
少し遠くから僕達を見ていて、ザワザワし始めるのだ。


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