飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
「っ、宿題っ、集中したいから離れてくださいっ!」

「何怒ってんの」

「怒ってないもん!」

 あれ?怒ってるかも?と自分でも思っちゃうような口調で言ってしまってから、私はそれに気づかないふりをして机に向かった。

 そこでふと、違和感を覚える。

 ん……?

 自分の首元に手を当てる。

「……あ……⁉︎」

 ない……‼︎

 突然変な声をあげて血相を変えた私に、夏宮くんが不思議そうな目を向ける。

 立ち上がって自分の周囲を探す。

「ない……ないっ、」

 ネックレスが、ない!

「何がない?」

「ネックレスが……っ」

「ネックレス?」

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