Flower~君の美しい記憶の中で今日も生きていたい~
__4月4日
桜も散り始め、新年度に突入した。卒業式からの約一ヶ月間はバイトをしたり、恭介さんと国内旅行へ行ったり、書類手続きに追われていた。
幸いお屋敷から大学は電車で通える距離にある場所なので引っ越すことはなかった。
そして今日、昼から大学の入学式が執り行われた。大学では親しいお友達を作る決意をしていたが、結局この日は誰とも話せなかった。
「……霞」
入学式が行われた会場の混雑から抜け出すと、入り口で恭介さんが立っていた。そう、これから家でお祝いするのに買い物へいく予定だ。
差し出された大きな手に自らのものを重ねる。
「何が食べたい?」
「チキンとかフライドポテトどうかな、体に悪そうなものでお腹いっぱいにしたいなぁ」
「霞の好きなケーキも買って帰るか」
「いいの!やったっ!!」
出来合いのものを買い集め、車で屋敷に帰ってきたのは18時を過ぎた頃。買ってきたものをせっかくなら綺麗なお皿に盛りたいと、私の要望で2人でキッチンに立つ。
「あ、恭介さん。そこの一番上のお皿取って欲しい」
キッチンの上棚に並べられた大きめの皿を指差す。健康も考えてやっぱり野菜も摂ろうと言った彼は野菜を切る手を止めてやってくる。
桜も散り始め、新年度に突入した。卒業式からの約一ヶ月間はバイトをしたり、恭介さんと国内旅行へ行ったり、書類手続きに追われていた。
幸いお屋敷から大学は電車で通える距離にある場所なので引っ越すことはなかった。
そして今日、昼から大学の入学式が執り行われた。大学では親しいお友達を作る決意をしていたが、結局この日は誰とも話せなかった。
「……霞」
入学式が行われた会場の混雑から抜け出すと、入り口で恭介さんが立っていた。そう、これから家でお祝いするのに買い物へいく予定だ。
差し出された大きな手に自らのものを重ねる。
「何が食べたい?」
「チキンとかフライドポテトどうかな、体に悪そうなものでお腹いっぱいにしたいなぁ」
「霞の好きなケーキも買って帰るか」
「いいの!やったっ!!」
出来合いのものを買い集め、車で屋敷に帰ってきたのは18時を過ぎた頃。買ってきたものをせっかくなら綺麗なお皿に盛りたいと、私の要望で2人でキッチンに立つ。
「あ、恭介さん。そこの一番上のお皿取って欲しい」
キッチンの上棚に並べられた大きめの皿を指差す。健康も考えてやっぱり野菜も摂ろうと言った彼は野菜を切る手を止めてやってくる。