Flower~君の美しい記憶の中で今日も生きていたい~
そう告げた彼は私の腰に手を添えて、流れるクラシック音楽に合わせて動き出す。
最初は足を踏んでしまわないだろうか、変じゃないかな、とあれこれ考えていたが慣れてくると楽しくなってきた。
側から見れば映画で見たような立派なダンスじゃない。それでも寄り添って時の流れをゆっくりと味わうこの時間が好き。
「ねえ、今でも晴れは嫌い?」
「確かに晴れは憂鬱だが、霞が隣にいてくれればどんな天気だって変わらない。未来で太陽が出ていてもいい日だったと思える日が来ると考えると、どんな日だって愛おしい」
________
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《side.桜坂恭介》
隣で穏やかな表情を浮かべて眠りにつく霞に布団をかける。一緒にベッドに入ってまもなく彼女は眠っていた。疲れていたのだろう。
彼女の誕生日は特別にしてあげたくて、ホテルでも貸し切ってやろうかと検討した時もあったが……。
「家で過ごして正解だったな」
狭い方が堂々と彼女に触れられる。
今日のことを思い出しながら瞼を下ろした。
最初は足を踏んでしまわないだろうか、変じゃないかな、とあれこれ考えていたが慣れてくると楽しくなってきた。
側から見れば映画で見たような立派なダンスじゃない。それでも寄り添って時の流れをゆっくりと味わうこの時間が好き。
「ねえ、今でも晴れは嫌い?」
「確かに晴れは憂鬱だが、霞が隣にいてくれればどんな天気だって変わらない。未来で太陽が出ていてもいい日だったと思える日が来ると考えると、どんな日だって愛おしい」
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《side.桜坂恭介》
隣で穏やかな表情を浮かべて眠りにつく霞に布団をかける。一緒にベッドに入ってまもなく彼女は眠っていた。疲れていたのだろう。
彼女の誕生日は特別にしてあげたくて、ホテルでも貸し切ってやろうかと検討した時もあったが……。
「家で過ごして正解だったな」
狭い方が堂々と彼女に触れられる。
今日のことを思い出しながら瞼を下ろした。


