同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「紗良。大阪に来るか?結婚してもいいぞ。プロポーズしたあのときの気持ちは少しも変わってない」
 
 「そうしたら仕事辞めなくちゃいけなくなる。私は職域指定なんだから」
 
 「……紗良」
 
 「待ってる。お願い帰ってきて。どこにも行かないで」
 
 大和は泣きじゃくる私をひたすら抱きしめる。

 彼に慰められ、抱きしめられ、お互いを信じようと話した。

 そして、帰京した。
 
 
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