同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 「それはそうだろう。お前の能力をわかっているから新人もつけてみたりしてるんだ」
 
 「ありがとうございます」
 
 「……でも、いずれ俺ひとりのものにする」
 
 こちらをじっと見つめる。
 
 「好きだ、吉崎。ずっと好きだった。付き合って欲しい」
 
 「……」

 「さっきの異動の話は別問題だが、お前をプライベートも共に出来る相手として俺は考えたい。親父には見合いを勧められても好きな奴がいると断ってきた。お前のことだとそれとなく話してある」
 
 ちょ、ちょっと待って。なんですって?
 付き合ってもいないのに勝手に社長に話すって何なのよ。
 
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