同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 「あ、あの。すみません。異動することと付き合うのは別問題ではありませんか?」
 
 「俺にとっては一緒だ。吉崎とこの先も一緒に仕事をしたいし、お前が好きだから彼女にしたい。できればいずれ結婚したい」
 
 「どうして、付き合う前から結婚?見合い逃れのためですか?」
 
 「まあ、いい。俺の考えだから。お前は付き合ってみないと分からないと言いたいんだろう」
 
 「当たり前じゃないですか!」
 
 「なら、付き合おう」
 
 「……」
 
 「そろそろ田村のことは忘れられただろ?俺じゃ不足か?お前に対する気持ちはそれとなく伝えてきたつもりだったが、気づいてもらえなかったのか?」
 
< 214 / 330 >

この作品をシェア

pagetop