同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
私は課長をしっかり見て話した。
「課長。課長のことはとても尊敬しています。私を大切にしてくださっているのもわかっていましたし、薄々気持ちも気づいていました。好きだと言って頂けてたのは嬉しかった」
「それなら……お前の気持ちを聞かせてくれ」
「正直に言います。篠田美紀さんのことがあって、課長のことはあまり男女関係の相手としていい印象ではありませんでした。男女関係のことはそれぞれの問題です。分かっているんですけど、大和は篠田さんに振り回されてその遠因は課長にあると思います」
「知っていたのか、篠田のこと。そうか、里崎と同期だったしな。田村と別れたのは篠田が原因なのか?」
「そうだといえばそうですし、そうでないともいえます。だって、篠田さんと大和はたぶん恋愛じゃないと思います。昨年はそう思えなかったんですけど、落ち着いて考えてみれば相手への愛情ではない、違う感情から始まっているのではないかと思うんです。大和の話から考えると、ですけど」