同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり

 そこへ、何か視線を感じる。

 入り口を見ると、課長。こっちをじっと見てる。
 言いたいことはわかりますけど、しょうがないでしょ。

 しばらくすると、皆席の移動をはじめた。
 ビールを持って席を立つ大和。上司にお酒を注ぎにいくつもりらしい。
 課長の所へ行った。

 二人で話し込んで戻ってこない。
 嫌な予感。チラッと見たけど、真剣に話してる。

 「紗良。一騎打ちしてるんじゃない?」
 
 「やめてよ」
 
 「ねえ、課長と本当のところどうなってんの?」
 
 「二回ほど一緒に出かけただけ。まだ、返事してない」
 
 「えー?それホントなの?で、答えは出た?」
 
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