同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
 
 あまり、恋人時代は私の部屋で寝なかったので、私のベッドにいる彼を見るのは久しぶり。

 寝入っている大和をおいて、シャワーを浴びた。
 
 寝室に戻ると大和が起きていて、交代でシャワーへ行った。

 私はなんとなくぼーっとしていると、大和があっという間に戻ってきた。
 
 すぐにベッドへ入ってきて、私を後ろから抱きしめる。

 「あー。紗良だ。本物だ、良かった……」
 
 お腹に手を回すと首筋にキスをする。
 
 「どうしたの?」
 
 「今日もあの夢を見た。お前が逃げていく夢。今まで何回も見た。泣いているお前が俺の腕の中で抱かれているのに、突き飛ばして逃げていくんだ。追いかけてもあと少しのところでお前が見えなくなる……」
 
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