同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「お前の注いだ酒なんて、飲みたかねえよ。吉崎、注いでくれ」
下で手を引っ張る。
私は大和を睨んだ。
「今日は、吉崎は具合が悪いので俺が代わりに注いでます」
「へー?今日だけならいいけどな。お前達、まさか本当に夫婦になったのか?」
私が真っ赤になっているのを見て、部長がせせら笑っている。
ホント、意地悪。
橘君のことだって知ってるくせに、わざと周りに聞かせようとして話してるんだ。
「……そうですね。ご存知かと思いますが、吉崎は一応俺専属にしたいと思ってます。でも、部長が春からはどうしても河田に貸してやれって言うから、しょうがなく貸す決意をしたわけです」
「ふーん」