同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
部長は目の前にある、イカのげそあげを口に含みながら、大和の話を聞いている。
「それは、しょうがないだろうな。お前もいつまでも吉崎に頼っていては成長できないし、吉崎ほどのアシスタントをお前が独り占めしては会社にとっては何の益もない。お前ならわかるだろ?」
「わかりますよ。頭ではね。だから、考えたわけですよ。こいつを独り占めするにはどうすればいいか」
「そうだな。まあ、とりあえず嫁候補として付き合うっていうのがおすすめだな」
「さすが、部長。……社内恋愛で射止めただけのことはありますね」
途端に、席を立つ人が現れた。
大声で叫び出す。
「……えー!部長社内恋愛だったんですかあ?」
「違うって前言ってたくせにー」