The Tricks Played by Destiny
昔から川の向こう側は禁忌の場所と教えられて来た。
化け物が住む、禁じられた場所。


遥か昔、まだ大陸に国という概念がなかったころ。
一人の青年が大陸を跋扈し人間に被害を加える化け物をどうにかしようと4人の仲間とともに立ち上がる。

1人は剣を、1人は弓を、残る2人は魔法を使って青年の知恵とともに力を合わせた。

討伐するのではなく、関わらない道を選んだ青年は化け物を1ヵ所に集め、これ以上人間に被害を出さないようにと川を境に出られぬよう封じ込めたという。


のちに青年はリスティア国の創始者となり、4人は領主となった。
今も連綿とその血は受け継がれ続け、金色の髪はその末裔であるとされている。


なんの力で封じ込めたのかもわからない、けれど現在に至るまでリスティア国に化け物は出たという報告はなかった。



しかし、餌となる人間との関わりを絶たれた化け物の恨みは積もり続けているという。
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