オタクが転生した結果
気を取り直したマルゲリット達は、ミュリエルが回収された控え室に来ていた。

マ「ちょっと、どうせ失神なんてしてないんでしょ?起きてくれない?」

ミ「うるさい!悪役は黙ってなさいよ!」

エ「え?ちょっと待って?さっきそばで見てたけど、100人中1000人があなたを悪役令嬢だと思ってるはずよ?」

ミ「そんな訳ないでしょ!?私はヒロインなのよ!?」

マ「そんな事どーでもいいのよ。邪魔したら潰すって、さっき言ったわよね?ちゃんと覚悟はできてるの?」

ミ「はー?邪魔なのはあの女の方でしょ?サブの悪役がヒロインの私に何ができるって言うのよ!やれるもんならやってみなさいよ!」

エ「え?あの女って、、まさかクリスティーヌ様の事あの女呼ばわりした?このブス、マジで許さん」

マ「うん、断罪が決定した。(ピー)に売り飛ばす?その前に(ピー)からの(ピー)コースはありより?なしより?」

エ「もちろんありよりのあり。でも面倒だし、コース後そのまま、再転生してやり直せるか、試しにいっぺん(ピー)してみるのもいい」

マ「え?ちょっと待って?それだと簡単過ぎて、物語としてどうなの?つまらなくない?」

エ「それもそうね。じゃあコース後(ピー)落ちからの(ピー)、暫く働いてもらった後、適当に罪を被ってもらって(ピー)とかは?」

マ「うん、最後が(ピー)だと哀愁漂って良きね。でもミュリエル的には楽過ぎる?どうなの?」

エ「そうだなーやっぱ最後は(ピー)より(ピー)の方が派手で苦しそう?ならミュリエルが実は魔女設定にしてしまおう」

マ「フォ~!ガバガバ最高~!」

エ「ウェ~イ!」

マルゲリット達がハイタッチを交わした。

やはり真理と実日子にストーリー展開を任せては駄目だった。18禁ワードが多過ぎて、伝わりそうで伝わらない。

ミ「あんた達ピーピーうるさいのよ!ヒロインが断罪される訳ないでしょ!?断罪されるのはあの悪役令嬢の(ピー)女に決まってんの!!」

マ・エ「「(ピー)(ピー)(ピー)(ピー)(ピー)」」

ミュリエルの発言に怒り狂ったマルゲリット達が18禁ワードを連発し、最早収拾がつかない。

「マルゲリット様?エメリーヌ様?いらっしゃいますか?」

そこにマルゲリット達を心配して探しに来たクリスティーヌが、テオドリックと共に現れた。
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