堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
*
そして、その夜。
「お前って俺と同クラだったんだな」
蓮翔は冷蔵庫に食材を入れながら言った。
「え、同クラ?」
わたしはノートパソコンのキーボードで文字を打ちながら聞き返す。
「俺、1年1組なんだけど」
「お前の席、俺の後ろだったわ」
へー、そうなんだ……。
「そういえば、コンビニのバイトの面接、どうだったの?」
「一発合格」
「おおっ」
「さてとっ」
ぱたん。
蓮翔は冷蔵庫の扉を閉める。
「お前の読まれない小説でも読むか」
「よ、読まなくていいっ」
「自信、ないんだ?」
は、はぁ~~~~!?!?
「あ、あるしっ!!」
「じゃあ早く退けっ」
わたしはノーパソの前から退く。
蓮翔はその前に座り、
ワードの画面に表示されている小説『うさぎ系男子にウハウハ!』を読み始める。
生の人間に小説見せたことないから、緊張するっ。
ドキドキ。
ドキドキ。
「読んだぞ」
は、早っ!!
「て、適当に読んだんじゃないでしょうね?」
「こんなの、ナナメ読みすれば早く読めるわ」
なんか、ムカツクッ。
「ど、ど~だった?」
「お前は、天才だ」
そして、その夜。
「お前って俺と同クラだったんだな」
蓮翔は冷蔵庫に食材を入れながら言った。
「え、同クラ?」
わたしはノートパソコンのキーボードで文字を打ちながら聞き返す。
「俺、1年1組なんだけど」
「お前の席、俺の後ろだったわ」
へー、そうなんだ……。
「そういえば、コンビニのバイトの面接、どうだったの?」
「一発合格」
「おおっ」
「さてとっ」
ぱたん。
蓮翔は冷蔵庫の扉を閉める。
「お前の読まれない小説でも読むか」
「よ、読まなくていいっ」
「自信、ないんだ?」
は、はぁ~~~~!?!?
「あ、あるしっ!!」
「じゃあ早く退けっ」
わたしはノーパソの前から退く。
蓮翔はその前に座り、
ワードの画面に表示されている小説『うさぎ系男子にウハウハ!』を読み始める。
生の人間に小説見せたことないから、緊張するっ。
ドキドキ。
ドキドキ。
「読んだぞ」
は、早っ!!
「て、適当に読んだんじゃないでしょうね?」
「こんなの、ナナメ読みすれば早く読めるわ」
なんか、ムカツクッ。
「ど、ど~だった?」
「お前は、天才だ」