堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
「ん?」
スウェット一枚の蓮翔がドライヤーでわたしの濡れた髪を乾かしながら尋ねる。
「さっきのも今のも、わ、忘れてっ……」
Tシャツ姿のわたしは俯きながら言う。
「分かってるからいい」
恥ずかしいっ。
もう、やだっ。
お風呂入るんじゃなかったあああああっ。
「乾いたぞ」
「あ、ありがっ……」
ぎゅ。
蓮翔が後ろからわたしを抱き締めてきた。
えっ……。
「い~においっ♪」
「くっ、くっつくなぁっ!!」
「ドライヤー、置いてくる。お前は先に寝とけっ」
「う、うんっ」
わたしはベットの上に横なる。
ふぅ。
疲れた…………。
わたしはそのまま眠りについた。