堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

「帰れる?」

「うん」

「仕方ないから粉被りの鞄持ってやるよ」

 蓮翔はわたしの鞄を持って椅子から立ち上がり、
 わたしはゆっくりとベットから起き上がる。

「あ、ありがとっ」
「今日はわたしが蓮翔の好きな料理作ってあげるね」

 上手く出来る自信は全くないけど……。


「やめろ。寮が燃えるわ」


 蓮翔はカーテンを少し開ける。

 わたしはベットに座ったまま靴を履く。

「……先生、いねぇな。少しだけならいいか」
 蓮翔はそう言うと、カーテンをシャッと閉める。

 わたしは首を傾げる。
「蓮翔? 帰るんじゃないの?」

「ちょっと疲れたから休憩してくわ」
 蓮翔はそう言うと、わたしの鞄を床に投げ捨て、
 ドサッとわたしをベットに押し倒す。

 えええええええええっ!?!?!?

「れ、蓮翔、何やってっ……!?」
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