またキミに会うために~1400年の時を超えて~
「皇子に、力はないの?」

「優花殿は、やはり愉快だな」

 そりゃあ、こんな質問は失礼極まりないとわかってるけど……。

「なろうと思えば、なれる力はあるんだろうなって」

「何故そう思う?」

 何故って、さっき大岩さんが言っていたからなんて言えない。

「何となく」

 曖昧な、私の答えに皇子は笑う。

「この難波宮を、見ればわかるであろう? 残っている者は、とても少ない」

 その言葉に、ハッとする。
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