またキミに会うために~1400年の時を超えて~
 そうだ。殆どが、中大兄皇子に着いて行ってしまった。どちらが力があるかは一目瞭然。

 だけどそのことに赤兄さんも、大岩さんも気づいていない?いや、そんなわけはない。

 大岩さんは皇子の家臣だし、赤兄さんは中大兄皇子の重臣なんだから。

「父上についていた重臣達も、もういない。だから、私が大王になることはない」

 悲しげな顔に、私は後悔する。
 こんなことを、皇子に言わせてしまったことを。
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