私のボディーガード君
「倉田浩介は神宮寺製薬の社員だったんでしょ? チャイルドという小児ガン用の抗がん剤を研究していたとか」
私の顔を見ていた秋山さんの表情が明らかに険しくなる。
「三田村君、話したんですか? あれほど口止めしたのに」
秋山さんが私の隣に立つ三田村君を見た。
「すみません」
「三田村君は悪くないわ。悪いのは隠し事をしている方なんじゃない? 私は脅迫事件に巻き込まれているのよ。巻き込んでおいて私に犯人の事を内緒にするのはどうかと思うけど」
秋山さんがため息をついた。
「妃奈子さんの為なんです。知らない方がいい事もあります」
秋山さんの言葉に腹が立つ。
「勝手に人の気持ちを解釈しないで下さい。私は知りたいの。なんで母が脅迫をされているか、今回の脅迫状の事と22年前の私の誘拐事件にどんな関係があるか。秋山さんは知っているんでしょ?」
秋山さんが腕時計を見た。
「妃奈子さん、そろそろ時間です」
「秋山さん、はぐらかさないで」
「三田村君は待機していて下さい。僕と妃奈子さんだけで綾子さんの所に伺いますから」
「ねえ、秋山さん、教えてよ。 狙われているのは私よ。狙われている理由をちゃんと知りたいの」
「妃奈子さん、行きましょう」
秋山さんが怖い顔をして睨んだ。絶対に話さない時の表情だ。
口が堅い秋山さんから聞き出すのは無理そう。
私の顔を見ていた秋山さんの表情が明らかに険しくなる。
「三田村君、話したんですか? あれほど口止めしたのに」
秋山さんが私の隣に立つ三田村君を見た。
「すみません」
「三田村君は悪くないわ。悪いのは隠し事をしている方なんじゃない? 私は脅迫事件に巻き込まれているのよ。巻き込んでおいて私に犯人の事を内緒にするのはどうかと思うけど」
秋山さんがため息をついた。
「妃奈子さんの為なんです。知らない方がいい事もあります」
秋山さんの言葉に腹が立つ。
「勝手に人の気持ちを解釈しないで下さい。私は知りたいの。なんで母が脅迫をされているか、今回の脅迫状の事と22年前の私の誘拐事件にどんな関係があるか。秋山さんは知っているんでしょ?」
秋山さんが腕時計を見た。
「妃奈子さん、そろそろ時間です」
「秋山さん、はぐらかさないで」
「三田村君は待機していて下さい。僕と妃奈子さんだけで綾子さんの所に伺いますから」
「ねえ、秋山さん、教えてよ。 狙われているのは私よ。狙われている理由をちゃんと知りたいの」
「妃奈子さん、行きましょう」
秋山さんが怖い顔をして睨んだ。絶対に話さない時の表情だ。
口が堅い秋山さんから聞き出すのは無理そう。