迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。
夜になり病院が静かになったころ、隣の部屋で大きな物音が聞こえたのだ。
唯はつかまり立ちがやっとだったが、余りの大きな音に見に行くことにした。
すると、そこに居たのは顔を隠すように大きなマスクと帽子を被った男性が別の男性二人に取り押さえられていた。
なんとその男性は手に包丁のような刃物を握っていた。
さらに驚いたのは、ベッドに目を向けるとそこには玲也が座っていたのだ。
まるでベッドに寝ていたような姿勢なのだ。
「玲也さん、どうしてそんなところに…。」
唯が玲也のベッドに近付くと、ベッドには唯の名前が表示されていることに気が付いた。
「玲也さん…これはまさか…私が狙われたってことですか。」
玲也は微笑んで唯の顔を見た。
「唯ちゃん、もう何も心配しなくて良いからね。これで分かったよ。この取り押さえられた男はラブリーのボディーガードの一人だった。やはり唯ちゃんを襲ったのはラブリーの仕業だ。」