迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。
しばらすくると、大きな溜息をもらしながら、先輩たちがオフィスに戻って来たのだ。
皆が同様に頬を赤くしながら、少し興奮気味に話し始めた。
「やっぱり最高だよね…あの微笑…たまらないわぁ…」
「こっち見てたよね?…嬉しい…顔覚えてくれたかも知れない。きゃーどうしよう!」
「無理、無理、話すことだって夢のような人だよ…近くで見ただけでも幸せだよ。」
後輩の言っていたCEOとは、そんなにも素敵なのだろうか。
しかし、自分には関係がない雲の上のずっと上の人。
私はその時、CEOよりも目の前の仕事で頭がいっぱいだったのだ。
就業時間を少し過ぎ、今日は嫌味な先輩方も早く帰るようだったので、私も急ぎ帰ることにした。
私には考えていた計画があったのだ。
服や沢山の物を買ってもらい、朝食まで用意してくれた玲也のために、せめて夕食でもつくろうと思っていたのだ。