迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。

玲也がいつ帰って来るのか分からないが、せっかくなら一緒に食べたい。

そこで唯は自分も食べずに玲也の帰りを待つことにした。
後は温めるだけにした料理を机に並べておいた。


リビングにあるソファーに腰かけて、浸水した部屋から唯一持ち出せた本をどさっとテーブルに置いた。
大好きな作家、ふわふわうさぎ先生のラノベを読みながら玲也を待つことにした。

主人公であるうさぎはドジでなにも出来ないが、正直に一生懸命生きる姿が自分と重なり共感が持てるのだ。
最後にうさぎ大国の王子と出会い幸せになる話だった。
うさぎ版シンデレラストーリーといったところだ。

どのくらい時間が経ったのだろう、夢中になり読み続けていたが、だんだんと睡魔に襲われてくる。
とうとう唯はソファーで眠り込んでしまった。

お腹は空いていたが、睡魔には勝てなかった。

それに自分では気づいていなかったが、先週末からのいろいろな事件が重なり疲れもあったようだ。





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