捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
この街にすでに居場所を作り始めていることを、改めて胸に刻んだ。
* * *
セルヴィハと並んでイオレッタの家を出る。
そう言えば、セルヴィハともいつの間にか自然に会話するようになっていたな――と思いながら、隣に顔を向けた。
「この街にだいぶ慣れてきたみたいだな」
「おかげさまでな。イオレッタの家も居心地がよかったな」
セルヴィハにとっては、精霊が集まっているから居心地のいい家なのだろうがクライヴにとっては違う。イオレッタがいるから、居心地がいいのだ。
なんて言ったところで、間違いなく彼女を困らせるだけだろうけれど。
「前から気になってたんだが、お前、この街で何してるんだ? 王の子は、王の家に住まうものだろう? イオレッタと番というわけでもなさそうだし」
「番って!」
「違うのか? お前はイオレッタの番になりたいのだとばかり思っていたが」
「それは違うな」
* * *
セルヴィハと並んでイオレッタの家を出る。
そう言えば、セルヴィハともいつの間にか自然に会話するようになっていたな――と思いながら、隣に顔を向けた。
「この街にだいぶ慣れてきたみたいだな」
「おかげさまでな。イオレッタの家も居心地がよかったな」
セルヴィハにとっては、精霊が集まっているから居心地のいい家なのだろうがクライヴにとっては違う。イオレッタがいるから、居心地がいいのだ。
なんて言ったところで、間違いなく彼女を困らせるだけだろうけれど。
「前から気になってたんだが、お前、この街で何してるんだ? 王の子は、王の家に住まうものだろう? イオレッタと番というわけでもなさそうだし」
「番って!」
「違うのか? お前はイオレッタの番になりたいのだとばかり思っていたが」
「それは違うな」