捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
というわけで、C級で登録し、そこから順に昇級いくということで話がついたそうだ。
「知りませんでした」
セルヴィハが冒険者組合に所属しているなんて、ぜんぜん聞いていなかった。近頃は、組合に行く用事もなかったので噂を聞く機会もなかったといえばなかった。
「具合はどうだ?」
セルヴィハが留守にするのを待っていたのかもしれない。クライヴがそっと声をかけてくる。
「すみません、気を使わせちゃったみたいで」
「いや、いいんだ。ただ、イオレッタがあんな顔をするなんて初めてだったものだから」
あんな顔って、どんな顔をしていたのだろう。クライヴの顔を見ていられなくて、視線を落とす。
「あ、いや、責めてるわけじゃない。心配だっただけだ」
「ちょっと、ね。過去を思い出してしまって……それだけです」
「わかった」
冒険者達にとって、互いの過去に触れないのは暗黙の了解だ。クライヴもその点はちゃんとわかっているようで、深く追及はしてこなかった。
大丈夫。イオレッタは一人じゃない。
「知りませんでした」
セルヴィハが冒険者組合に所属しているなんて、ぜんぜん聞いていなかった。近頃は、組合に行く用事もなかったので噂を聞く機会もなかったといえばなかった。
「具合はどうだ?」
セルヴィハが留守にするのを待っていたのかもしれない。クライヴがそっと声をかけてくる。
「すみません、気を使わせちゃったみたいで」
「いや、いいんだ。ただ、イオレッタがあんな顔をするなんて初めてだったものだから」
あんな顔って、どんな顔をしていたのだろう。クライヴの顔を見ていられなくて、視線を落とす。
「あ、いや、責めてるわけじゃない。心配だっただけだ」
「ちょっと、ね。過去を思い出してしまって……それだけです」
「わかった」
冒険者達にとって、互いの過去に触れないのは暗黙の了解だ。クライヴもその点はちゃんとわかっているようで、深く追及はしてこなかった。
大丈夫。イオレッタは一人じゃない。