捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
イオレッタのことなんて愛していなかったけれど、義務は果たすつもりでいたのだ。
――それなのに。
『トラヴィス様、私、精霊と契約することができたの。精霊使いになれたんだわ!』
聞けば、トラヴィスのために精霊使いとなるべく努力を続け、水の精霊と契約することができたのだとか。
それを聞いた時、トラヴィスの胸にあふれてきたのは、シャロンが愛おしいという気持ち。
だって、イオレッタはトラヴィスのためにそんな努力はしなかったとシャロンは言うのだ。
『これで、お父様も私とあなたの仲を認めてくれると思うの。だって――お父様がこの家に来たのは、この家に強い精霊使いをもたらすためなのだから』
そう言われた瞬間、トラヴィスは決意した。
イオレッタではなく、シャロンと結婚しよう。伯爵もそれを望んでいるというのなら、トラヴィスにそれを断るという選択肢はないのだ。
――なのに。それなのに。
――それなのに。
『トラヴィス様、私、精霊と契約することができたの。精霊使いになれたんだわ!』
聞けば、トラヴィスのために精霊使いとなるべく努力を続け、水の精霊と契約することができたのだとか。
それを聞いた時、トラヴィスの胸にあふれてきたのは、シャロンが愛おしいという気持ち。
だって、イオレッタはトラヴィスのためにそんな努力はしなかったとシャロンは言うのだ。
『これで、お父様も私とあなたの仲を認めてくれると思うの。だって――お父様がこの家に来たのは、この家に強い精霊使いをもたらすためなのだから』
そう言われた瞬間、トラヴィスは決意した。
イオレッタではなく、シャロンと結婚しよう。伯爵もそれを望んでいるというのなら、トラヴィスにそれを断るという選択肢はないのだ。
――なのに。それなのに。