捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
ゼルマの言葉には説得力がある――それはもうものすごい説得力が。もちろん、イオレッタはゼルマの言葉に素直にうなずいた。
「庭の手入れでもしてくるわ」
こういう時は、少し外の空気を吸った方がいい。「そうしなさいな」とゼルマに見送られて庭に出る。
初めて苗から育てたトマト。アルディの助けも借りて、立派なトマトができた。
「んー、おいしいっ」
軽く洗って、さっそく一口。
甘みが強く、ジューシーだ。このまま食べてもいいし、煮込みにしてもいい。チーズと一緒にオーブンで焼くのもありだ。
「こんなに立派なトマトができるなんて……」
『イオレッタのお願いだからね――あれ?』
土の中から出たり入ったりしていたアルディが、不意に首を巡らせる。それから、ふんふんと鼻先をうごめかした。
『嫌なにおいがしない?』
「嫌なにおい? そんなものは感じないけれど……」
精霊には、イオレッタの感じられない何かが悪臭として察知できるのだろうか。イオレッタが立ち上がった時だった。
「庭の手入れでもしてくるわ」
こういう時は、少し外の空気を吸った方がいい。「そうしなさいな」とゼルマに見送られて庭に出る。
初めて苗から育てたトマト。アルディの助けも借りて、立派なトマトができた。
「んー、おいしいっ」
軽く洗って、さっそく一口。
甘みが強く、ジューシーだ。このまま食べてもいいし、煮込みにしてもいい。チーズと一緒にオーブンで焼くのもありだ。
「こんなに立派なトマトができるなんて……」
『イオレッタのお願いだからね――あれ?』
土の中から出たり入ったりしていたアルディが、不意に首を巡らせる。それから、ふんふんと鼻先をうごめかした。
『嫌なにおいがしない?』
「嫌なにおい? そんなものは感じないけれど……」
精霊には、イオレッタの感じられない何かが悪臭として察知できるのだろうか。イオレッタが立ち上がった時だった。