捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
 あれから三日。クライヴが元気になったのはいいことなのだろうが、これはどういうわけだ。
(……ってか、防音の魔術まで使ってるし!)
 お礼とかお詫びとかにしては、警戒が厳重すぎやしないか。
「お詫びなんて、いいですよぉ。秘密だけ守ってもらえれば。私、一応アルディとフェオンとしか契約してないことになってるんですよね」
 母と同じような生き方はしたくない。祖母のような生き方もごめんこうむりたい。
 領地に対する愛や責任感がまったくないとは言わないけれど、元家族が守りたいというのであればお任せしてしまおうと思うぐらいには伯爵家に対する思いは薄い。
 だからこそ、精霊使いとしての能力も家族には秘密にしてきた。見せていたら追い出されることもなかっただろうけれど、後悔はしていない。
「それは、もちろん守る。俺達三人とも誓約魔術を使ってもいい。誓約魔術なら俺が使えるからな」
「それは……本気ですね……というか、誓約魔術?」
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