捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
タデウスは代々騎士団長を務めてきた家系の次男である。クライヴが王宮に戻ったあとは、レオニードの近衛騎士団に入る予定だ。彼の兄である長男は、すでに騎士として王宮に仕えていて、未来の騎士団長との呼び声も高い。
その彼がそう言うのだから、騎士達の間にクライヴを望む者が多いのも間違いではなさそうだ。
兄は、クライヴが王位を狙っていると信じ込んでいるらしく、今まで幾度となく刺客を送り込まれてきた。
「王宮には戻らないにしても、いずれプラディウム王国には戻らないといけませんよ。どうしますか」
「その時には領地に戻る。あそこなら、兄上の手の者もそうそう入り込めない」
「神殿にも、君が次の王ならなって嘆いているやつ、多いんだよね。君の意思なんて完全に無視でさ」
エグバートとは同腹の兄弟なのだが、心許せる間柄というわけでもない。だが、クライヴは国政に関わるつもりもなく、彼の下で働くことになんの不満も覚えていなかった。
その彼がそう言うのだから、騎士達の間にクライヴを望む者が多いのも間違いではなさそうだ。
兄は、クライヴが王位を狙っていると信じ込んでいるらしく、今まで幾度となく刺客を送り込まれてきた。
「王宮には戻らないにしても、いずれプラディウム王国には戻らないといけませんよ。どうしますか」
「その時には領地に戻る。あそこなら、兄上の手の者もそうそう入り込めない」
「神殿にも、君が次の王ならなって嘆いているやつ、多いんだよね。君の意思なんて完全に無視でさ」
エグバートとは同腹の兄弟なのだが、心許せる間柄というわけでもない。だが、クライヴは国政に関わるつもりもなく、彼の下で働くことになんの不満も覚えていなかった。