捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
食べてもおいしいのだが、問題は毒を持っていて、毒を抜いてからでないと食べることはできないところだ。
イオレッタは食べるためではなく、レドニカの実を納品してほしいという薬師の依頼を受けて採取に来た。毒を抜いたレドニカは、解毒ポーションの材料になるのだとか。
本当は、三日ほど水に付け込んで毒を抜くけれど、イオレッタはソムに頼んでしまう。
『できたー』
「ありがとう。ソム。お礼に魔力をどうぞ」
『食べるー』
ソムの姿は、紫色の小さな蛇。舌を出して喜んでいる様はとても可愛らしい。イオレッタが指を差し出すと、ちろりと指に舌を這わせてくる。
「ふふ、くすぐったいねえ……」
と、ソムに微笑みかけたイオレッタは、すっと表情を引き締めた。フェオンの、声にならない警告。ソムを指に絡ませたままぱっと飛びのく。
と、フェオンによって弾かれた矢がばらばらと地面に転がり落ちた。
「――なっ」
と、声がしたのは襲撃者のものだろう。
「なんで?」
イオレッタは食べるためではなく、レドニカの実を納品してほしいという薬師の依頼を受けて採取に来た。毒を抜いたレドニカは、解毒ポーションの材料になるのだとか。
本当は、三日ほど水に付け込んで毒を抜くけれど、イオレッタはソムに頼んでしまう。
『できたー』
「ありがとう。ソム。お礼に魔力をどうぞ」
『食べるー』
ソムの姿は、紫色の小さな蛇。舌を出して喜んでいる様はとても可愛らしい。イオレッタが指を差し出すと、ちろりと指に舌を這わせてくる。
「ふふ、くすぐったいねえ……」
と、ソムに微笑みかけたイオレッタは、すっと表情を引き締めた。フェオンの、声にならない警告。ソムを指に絡ませたままぱっと飛びのく。
と、フェオンによって弾かれた矢がばらばらと地面に転がり落ちた。
「――なっ」
と、声がしたのは襲撃者のものだろう。
「なんで?」