推しは策士の御曹司【クールな外科医と間違い結婚~私、身代わりなんですが!】スピンオフ
14日。たしか専務と会う約束をしていたはず。確認はしていないけど、あの日車の中で約束したはず。専務に会うとキラキラオーラに負けていつもふわっとして記憶があいまいだ。自分に監視カメラを装着したくなる。
でも……会ってどうする?
この先の見えない無意味な関係。身分違いの夢を追っても意味はない。現実を見て琉希と向き合うべきなのに……。
推しは推しで憧れているだけの存在でいいのに。リアルに感じてはいけないのに。
好きになってはいけない人なのに。
どうしよう
泣きたいぐらい、私は専務が大好きだ。
「さつ、咲月?どうしたの?顔色が悪いけど」
珍しく同じ時間に仕事が終わったのか、芽愛ちゃんが着替え終わった私を見つけて驚いて声をかけてきた。
「ううん。大丈夫だよ」そう言いながらロッカーの鏡を見て髪を直すふりをする。
「ファミレス行こうか?」
「ん……今日はやめとこかな」落ち込んでるからそんな気分じゃない。
「予定あるの?」
「特にない」
「でも、行こう。すぐ着替えるから待ってて」
「別の機会に」
「黙って待ってなさい」綺麗な顔でぴしゃりと言われてしまい、私は「はい」と返事をした。
でも……会ってどうする?
この先の見えない無意味な関係。身分違いの夢を追っても意味はない。現実を見て琉希と向き合うべきなのに……。
推しは推しで憧れているだけの存在でいいのに。リアルに感じてはいけないのに。
好きになってはいけない人なのに。
どうしよう
泣きたいぐらい、私は専務が大好きだ。
「さつ、咲月?どうしたの?顔色が悪いけど」
珍しく同じ時間に仕事が終わったのか、芽愛ちゃんが着替え終わった私を見つけて驚いて声をかけてきた。
「ううん。大丈夫だよ」そう言いながらロッカーの鏡を見て髪を直すふりをする。
「ファミレス行こうか?」
「ん……今日はやめとこかな」落ち込んでるからそんな気分じゃない。
「予定あるの?」
「特にない」
「でも、行こう。すぐ着替えるから待ってて」
「別の機会に」
「黙って待ってなさい」綺麗な顔でぴしゃりと言われてしまい、私は「はい」と返事をした。